夏に比べると人も虫も少なくて、実は快適に過ごせる冬キャンプ。しかし、寒さ対策は万全にしておかなければ楽しむどころか命取りになることも。特に、就寝時の寒さ対策は重要なポイントです。ストーブや電気毛布など家電を持ち込むのもひとつですが、手軽に温まれるアイテムといえば湯たんぽ。
ここでは、就寝時にも活躍する湯たんぽの活用法とおすすめの湯たんぽをご紹介します。
用途に合わせて素材を選ぼう
ひとくちに湯たんぽといっても、素材には種類があります。素材によって特徴も異なるため、素材ごとの性質を理解して用途や好みに合ったものを選ぶことが、冬キャンプを快適に過ごすための第一歩です!
トタン製
トタン製のメリットは、直火OKなこと。直接焚き火などの直火で湯たんぽを温めたい人はトタン製の湯たんぽを選びましょう。ただし、直火OKとはいえ加熱後の本体は非常に熱いため、素手で触ると大やけどをします。必ず耐熱性グローブを着用して触るよう注意!
純銅製
少し高くても長く使える湯たんぽが欲しいという人には、純銅製の湯たんぽがおすすめです。耐久性に優れているだけでなく、熱伝導率や保温性が高いのも純銅製のメリット。すぐに温まり、温かさも持続します。他の素材に比べると少し価格が高いのがネックですが、今後も冬キャンプを続ける予定であれば買って損はありません。
ゴム製
肌触り重視だという人や小さなお子様がいるファミリーにおすすめなのは、ゴム製の湯たんぽ。家庭用として最もポピュラーな素材で、他の素材に比べると優しい肌触りが特徴です。耐久性や保温性は少し劣るものの、手入れもしやすくやけどのリスクが少ないため安心して使用できます。
おすすめの湯たんぽ5選
マルカ 湯たんぽ Aエース
トタン製でガスだけでなくIHにも対応しているマルカ湯たんぽ。キャンプシーンだけでなく自宅でも使いやすい湯たんぽです。内部には支柱が入っているため凹みにくく、耐久性が高いのもポイント。底面が平らになっているため安定性が高く、お湯を注ぎやすいのも魅力です。優しい肌触りのカバー付きなのでお得!
純銅製 ミニ湯たんぽ
直火OKな純銅製の湯たんぽ。携帯しやすいミニサイズながら保温性は抜群。使い勝手のいいサイズ感で、カイロのように使用することも可能です。減圧弁付き口金を採用することで蓋の開閉がしやすくなっています。嬉しい袋付き。
クロッツ やわらか湯たんぽ 座ぶとんタイプ
やわらかいウェットスーツ素材で肌触り抜群の湯たんぽ。低温やけどしにくいため、小さな子どもでも安心。特筆すべきは、チェアとの相性が抜群なこと。冬キャンプでは、チェアの座面が冷たくてお尻から冷えることも…。座布団タイプのやわらか湯たんぽがあれば、くつろぎタイムもポカポカです。
LOGOS どこでもソフト湯たんぽ
キャンプシーンでも映えるカラーとロゴスのロゴがキュートなロゴスのソフト湯たんぽ。保温性が高く、肌触りのいいウェットスーツ素材で癒されること間違いなし!ロゴスのロゴ入りキャリーバッグも付属。持っているだけでテンションがあがる湯たんぽです。
タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ
リーズナブルな湯たんぽをお探しの人におすすめのコスパのいい湯たんぽです。立てることができるため、お湯捨ても楽々。手頃な価格で手に入れられるため、とりあえず湯たんぽを試してみたいという人にも最適です。フリース素材のカバーが付いています。サイズのバリエーションが豊富なため、最適なサイズが見つかるはず。
冬キャンプでの湯たんぽ活用法と注意点
寝袋に入れると朝までぐっすり!
冬キャンプでは、寒さで眠れないのが最もツライ。特に就寝中は体温が下がりやすく、寒さを感じやすくなります。そもそも寒いと眠りに落ちれませんよね。
そんな時こそ湯たんぽの出番!就寝前にシュラフの中に入れておけば、入る頃にはシュラフ内はポカポカ。そのままシュラフを抱くなり、足元に置くなりして眠ると朝までぐっすり眠れますよ!
こたつ代わりに足元を暖める
冬といえばこたつ。たとえキャンプ中であっても寒いとこたつが恋しくなるのは、日本人の性ですね。しかし、わざわざこたつを持って行こうとすると大荷物に。そこで湯たんぽの登場です。テーブルに毛布やシュラフなどを被せて、中に湯たんぽを入れるとこたつが完成!冷えやすい足元を温めることで、体も温かくなります。
低温やけどには要注意!
トタン製や純銅製の湯たんぽは熱伝導率が高いため、必ずカバーをつけてから使用してください。ゴム製であっても油断は禁物。低温やけどを防ぐためにも、タオルを巻いて使用すると安心です。
湯たんぽがあれば冬キャンプも快適に!
「湯たんぽなんかで本当に温まるの?」と疑念を抱く人もいるかもしれませんが、シンプルなつくりながら高い保温性で冬キャンプでは大活躍するアイテムです。安全には十分に配慮して、湯たんぽとともに冬キャンプを快適に過ごしてくださいね。