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【バンライフ】#2:最適なベース車を選ぶ5つのポイント-中古車と費用

バンライフのベース車bongoを購入。 車中泊/バンライフ
車中泊/バンライフ

バンライフで日本一周をする大学生クリエイター集団「VAN TRIGGER(バントリガー)」さんの連載企画。今回はバンライフに欠かせないベース車の選び方について語っていただきます。

記事中画像提供:VAN TRIGGER

バンライフのベース車の選び方

僕たちがバンライフをするにあたって不可欠なバン!

活動を成功させるため、そして半年間生活をするため、すごく慎重に選んだ。

2020年4月にバンライフ日本一周を企画し、ミーティングを進めていく中で、何回も何回もバンをどうするかを話した。

バンのスペックをどう選ぶか

バンを探していく中で様々な選び方があるが、僕らが着目したのは2つである。

  • 駆動方式:2WDか4WDか
  • エンジン:ガソリン車かディーゼル車か

駆動方式:2WDか4WD

Image by Christian LeBlanc from Pixabay

まず、駆動方式を2WDにするか4WDにするかである。

WDとは「ホイールドライブ」の略で、何輪で駆動するか、何個のタイヤがエンジンで回るかと言うことである。

つまり2WDとは2つのタイヤが駆動して進む一方、4WDとは4つのタイヤ全てが駆動して進む。

これの違いは駆動するタイヤが多いほど、車の馬力が強く、雪道や山道、砂利や砂漠などでも進みやすくなるのだ。

僕らは北海道や東北、信越など雪が多く降る地域を冬になるまでに抜けてしまう予定だったし、砂漠や砂利道などはあまり通らないので、そこまで気にしない事にした。

エンジン:ガソリン車かディーゼル車

Image by David ROUMANET from Pixabay

2つ目は、ガソリン車にするかディーゼル車にするかである。

これは僕らのようにバンライフ日本一周する人を含め、車を購入する人が気にする燃費に関わってくるものである。

それ以外もガソリン車とディーゼル車では大きな違いが多く見られるので、参考までに記載しておく。

まず大前提として、ガソリン車は「ガソリン」を燃料とし、ディーゼル車は「軽油」を燃料として車を動かす。

ガソリン車のメリットとして挙げられるのは、以下の3点である。

  • 静粛性がある
  • 車体価格が安い
  • 高出力である

ガソリン車はディーゼル車よりもエンジン音が小さく、静かである。

また、ガソリン車の車体価格はディーゼル車より安い。

ガソリン車はディーゼル車よりもエンジンを動かすパワーが大きく、スムーズに走ることができる。

特に高速道路などスピードを出す場合に違いが見られる。

一方、ディーゼル車のメリットとしては、以下の2点である。

  • 燃料費が安い
  • 燃費が良い

まず燃料費が安い。ハイオク、ガソリン、軽油と燃料がある中で、軽油が飛び抜けて安いのだ。

これは毎日のように運転する人なら魅力的なポイントである。

また、ガソリン車よりもディーゼル車の方が燃費が良く、これまた毎日運転する人には魅力的である。

ガゾリン車のメリットディーゼル者のメリット
・静寂性がある
・車体価格が安い
・高出力である
・燃料費が安い
・燃費が良い

僕らは、車体価格を優先するため、ガソリン車を選ぶ事にした。そもそも、予算内で車が入手できなければバンライフをスタートする事ができない。

このように中古車購入において押さえておくポイントは多くあり、僕らは何を優先するか、どこを妥協するかなどをたくさん話した。

車屋さんに何度も通い、車体を何度も比較しながら、購入する車を決めていった。

ボンゴを選択した理由

Photo by Nick Dunlap on Unsplash

僕らは学生である。当初はバンを所有するなんてもちろん経験はないし、考えられもしなかった。

なので初めは、キャンピングカーのレンタカー屋さんの協賛をとりにいこうか、レンタカーの長期利用をしようか、それともキャンピングカーを所有している友だちに貸してもらうかなどを考えた。

どうしようかすごく迷ってた時、僕(オズ)とジダイの共通の知り合いである方が声をかけてくれた。

「おれのお父さんのとこで買う?」

聞くところによると、その知り合いのお父さんは車のディーラー兼修理屋さんをしていて、安く買わせてくれると言ってくれ、僕らはそこで車を買うことにした!

すぐに連絡し、まずは車を選びに行った。

僕らの条件としては、軽バンではなく、大型バン。ハイルーフ、前座席3人乗り、予算は車体価格20万円だ。

予算を聞いて驚くかもしれないが、僕らはバンの候補としてトヨタのハイエースと日産のキャラバンが候補に上がっていた。

理由としてはまず、キャンピングカーは安いものもあり、買うことは可能だった。

しかし、せっかく買うなら自分たちでDIYをして、3人寝れるようにしたり、収納を作ってキャンピング仕様にしたいと思い大きなバンに決めた。

そして、ハイエースやキャラバンは商業車として作られた車だから耐久性が高く、広く、そして積載量が多い。

自分たちでDIYをし、3人が寝泊りして半年間生活するのならば、十分すぎるスペックだった。

しかし車屋さんで検索した何千、何万という中で、やはりハイエースやキャラバンは人気が高く、僕らの予算である車体価格20万円は軽く超えてしまった。

たとえ、走行距離が20万キロオーバーのものでも、年式が15年以上前のものでもかなり高い

なので、これは予算的に厳しいと考えた。

そんな時、ハイエースやキャラバンより小さいサイズではあるが、予算20万円に収まる車体を見つけた。

それがマツダ社のボンゴである!

サイズは少し小さいものの3人でも十分なサイズであったしとにかく安い

ハイエースやキャラバンは長年人気があるし、耐久性や、燃費の良さもあって値段が高いが、ボンゴは安いのだ。

僕らは性能への執着はあまり無かったし、ボンゴのフォルムがすごく気に入ったので、ボンゴ一択で探し始めた

しかし、ここからも購入までもだいぶ長っかた。

中古車のボンゴを選ぶときの注意点

ジダイを中心にYouTubeやネットのサイトで、中古車を買う時の注意点や、アドバイスをとにかく探した。

僕らが中古車のボンゴを選ぶ時注意したのが、下記の3点だ。

  • 下回りのサビ
  • 走行距離
  • 修理歴、水没歴

下回りのサビ

Image by João Paulo from Pixabay

まず「下回りのサビ」は、車の金属部品と酸素や水分の化学変化で起こる。

日本は四季があり、雨、雪などが多く、気候としてとしてサビを発生させやすい。

海に囲まれている国でもあるので、塩化カルシウムを含む海風にも気を付けないといけないし、雪が降る地方では融雪剤にも気をつける必要があるらしい。

中古車を探していてもやはり、「下回りサビ」と掲載されている車はすごく多い。

なぜ下回りのサビを気を付けないといけないのかと言うと、車のマフラーなど金属部品が破壊されるからである。

しかもそこが破壊されると車検にも通らなくなってしまうので、高額な部品への交換となりお金が飛んでしまう。

なので下回りのサビはかなり気をつけなきゃいけないポイントである。

走行距離

Image by LoggaWiggler from Pixabay

2つ目に気をつけなきゃいけないポイントは、「走行距離」である。

走行距離は車の寿命に直結する。なのでメーターを見て、走行距離を確認すれば、ある程度の寿命がわかる。

走行距離が0〜3万キロほどは優良車とされており、長年乗ることを考えたら、10万キロ以下には抑えたいところである。

修理歴、水没歴

Image by S. Hermann & F. Richter from Pixabay

3つ目が、「修理歴、水没歴」である。

特に水没歴があると故障のリスクが高くなる。車の故障はバンライフにとって命取りになるので、注意深く確認しておく必要がある。

僕らはこれらを押さえた上で、中古車ボンゴを選んでいった。

購入したボンゴのスペックと問題点

僕らが購入したマツダ社のボンゴがどんなものかを説明していく。

正直僕らの購入したボンゴはかなり妥協した点があったり、購入後にわかった問題点などもあった。

まず、購入前に抑えていた車体の形式と状態は以下の通りである。

走行距離13.5万キロ
年式平成15年9月
車検なし
燃料ガソリン車
修理記録あり
ETCあり
下回り傷少々あり
前座席3人乗り
全長428センチ
169センチ
高さ186センチ
ルーフハイルーフ

先程記述した中古車の注意点などを比べると少し当てはまっていないものもあるがそこは妥協した。

まず、走行距離を見てみると10万キロを軽く超え、13万キロオーバー

年式も約20年前であるし、そこから見てもオンボロ車であることがわかる。

だが、車屋さんに相談したところ、ハイエースやキャラバン、そしてボンゴのような商業車は土木を積んだり走行距離も多いから元々耐久性はすごく高いそうだ。

走行距離的にも20万キロから30万キロオーバーであっても、かなり安全に走れるとのこと。

そもそもボンゴは中古車で売られているものは古いものが多かったので、走行距離や年式はそこまで重く考えなかった。

また下回りサビも少々ありと記載されていたが、点検段階でそこまで問題はなく、軽くメンテナンスすれば大丈夫とのことだったので、ここも重く考えなかった。

だがこのボンゴは修理記録が新車から残っており、修理をした場所やどこに不具合が出やすいかがしっかり記録されていたので安心した。

またETCが付いているのはすごく助かる。

車検は付いていなかったが、元々付いているのは少し車体価格が高くなるし、車屋さんがすごく安価で付けてくれたので問題ない。

車内はかなり広めだ。

ハイルーフなので、スペースを利用して棚を作ることも可能だ。

前の座席も3人掛けで問題ない。

僕らの条件であった、車内の広さ、ハイルーフ、前座席3人はクリアした。

妥協点ももちろんあるが、状態や仕様を考えればすごく良い車を買えた。

実際に納車をしてみて、満足しているし、特別問題はないので良かったが、正直、以下の3点が気になった。

  • 燃費の悪さ
  • カギの不具合
  • 馬力の弱さ

燃費の悪さ

まず1番気になったのが、「燃費の悪さ」である。

正直、バンライフ日本一周の資金面的に不安が出てくるくらいである。

使用している感じだと燃費はリッター6〜7キロ

ボンゴの燃費のリッターが8〜9キロと記載されていたので、そもそも燃費は良くない車なのはわかるが、それでもやはり不安は残る。

カギの不具合

2つ目に気になったのは「カギの不具合」である。

ボンゴは運転席、助手席、左後ろドア、後ろのトランク部分と4つのカギがついてる。

運転席、助手席、左後ろドアは、運転席からカギを閉めると連動して3つが閉まるようになっているが、実際に使用してわかったのは左後ろドアが連動しない。しかもカギ穴にカギを入れても回らない!

運転に支障が出るものでは無いからそこまで深刻では無いが、内側からカギをかけてから他のドアから出るなど、多少不便である。

馬力の弱さ

3つ目が「馬力の弱さ」である。

坂を運転していると馬力がすごく弱く、場所によっては歩くより多少早いくらいのスピードしか出ない。

僕らはキャンピング仕様にしており、車体の重さがかなりあるからしょうがないのかもしれないが、雪が降ってしまった場合やオフロードの場所を通る時は気をつけないといけない。

まとめ

このように、僕らはバンライフのベース車としてマツダのボンゴを購入した。

ここでもう一度、車を選ぶ際にポイントにしたことをまとめておきたい。

  • 駆動方式:2WDか4WDか
  • エンジン:ガソリン車かディーゼル車か
  • 下回りのサビ
  • 走行距離
  • 修理歴、水没歴

僕らは何度も話し合い、そして多くの車を見てベース車を選んだ。そして、多少の妥協は必要であったが、満足のいく車を購入する事ができた。

次回は、購入したボンゴを改装してオシャレなバンにする方法についてお伝えしたい。

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