ソロキャンパーを中心に絶大な人気のあるピコグリルを使ってみたので、ご紹介したいと思います。ピコグリルはキャンプYouTuberのヒロシさんが愛用していることもあり、人気に火が付きました。
ピコグリルとは
ピコグリルは軽量・コンパクトな焚き火台として、ソロキャンパーの間で人気のある焚き火台です。
ピコグリルのメーカーはスイスにあるSTC社で、Bruno Wanzenried氏によって1983年に設立された会社です。ピコグリルは2011年の「ピコグリル398」を皮切りに、「ピコグリル760」や「ピコグリル239」、「ピコグリル85」の複数シリーズが出されています。
ピコグリルシリーズの中でも、特にソロキャンパーの間で人気なのは「ピコグリル398」です。
ピコグリル398のサイズと人気の秘密
ピコグリル398の人気の理由は、何といってもそのコンパクト性と軽量性にあります。
ピコグリル398の収納サイズはA4サイズとほぼ同じで、重さも448gと500mlペットボトルよりも軽くなっています。厚さだって1cm程度なので、とにかく持ち運びに便利な焚き火台となっています。
ピコグリル398のサイズと付属品は以下の様になっています。
ピコグリル398 | 値 |
---|---|
収納時サイズ | 33.5×23.5×1 [cm] |
使用時サイズ | 38.5×26×24.5 [cm] |
重量(本体のみ) | 約448 [g] |
素材 | ステンレス |
付属品 | 収納ケース |
オプション(別売) | スピット |
ピコグリル398を使ってみた
ピコグリル398を購入して、実際に使ってみました。今回は、ピコグリル398の正規代理店である「Pikari outdoor-shop」さんから購入させて頂きました。
ピコグリル398の本体(火床とフレーム)と収納袋、スピット2本(別売)が、A4サイズのゆうパケットで丁寧に梱包されて郵送されてきました。
ピコグリルの組み立て方法
組み立て方は至って簡単、慣れれば30秒もかかりません。火床のステンレスは薄いので、念のため手袋をしてから組み立てると安全です。
- ステップ1フレームを引っ張って立たせます
- ステップ22つ折になっている火床を拡げます
- ステップ3片方の火床の切り込みをフレームの節に引っ掛け、もう片方も同様にします
火入れ
早速、火入れをしてみます。新しい焚き火台を初めて使うときは、ワクワクしますがちょっぴり緊張もしますね。
それにしても、新品の輝きが美しいですね。ここで、ちょっとした注意になりますが、新品の焚き火台やクッカーを火入れする際に、手垢が付いているとその手垢が焼き付いちゃうので、気になる方は手垢を拭き取ってから火入れするようにしましょう。
松ぼっくりや固形着火剤を下に敷いてから薪を乗せます。
スムーズに薪に着火してくれました。薪を真横に乗せても、火床が凹状になっているので、火の周りが早くて燃焼効率も良好です。シンプルですが、よく考えられた構造になっています。
ピコグリル398の薪のサイズ
ピコグリル398に使う薪ですが、火床の幅が38.5cmなので、薪の長さも38cm程度まで対応できます。ピコグリルは薪をやぐら状に組む必要が無く、長めの薪でもそのまま焼べる事ができるので助かりますね。
ピコグリル398の耐久性
ピコグリル用のスピット(串)を2本使えば、その上に薪を乗せて燃やすこともできます。火力が増して寒い時にも暖かいです。また、こうする事で湿った薪を乾かしながら燃やすこともできます。
ピコグリル398の網
ピコグリル398は、別売のスピットを五徳として利用できますが、火床との距離が遠かったり調整できなかったりします。
そこで便利なのが、100円均一で売っているスタンド付きの網を利用する方法です。
今回は下記の網を利用してみました。
購入店 | ダイソー |
品名 | スタンドロースター |
サイズ | 270×210×60 [mm](最高) |
素材 | 鉄線(ユニクロメッキ) |
値段の割にピコグリル398との相性は抜群で、とっても便利な網なんです!
ピコグリル398にぴったりとハマって、網の高さもスタンドで自由に変えれるので、火力調整も思いのままです。
網の幅もピコグリル398にシンデレラフィットします。
網のスタンドを折り畳めば、ピコグリル398のフレーム上部にも置くことができます。
実際に、炭火になった薪でお餅を焼いてみたら、良い感じに焼くことができました。
地面へのダメージ
今回は直火可能なキャンプ場で試してみましたが、最近では多くのキャンプ場が直火禁止となっています。そこで、気になるのが地面へのダメージではないでしょうか。
ピコグリル398の火床は地面から適度に離れているため、地面へのダメージは少ないようですが、長く焚き火をしていると、燃えカスが地面に落ちてしまう事があります。
そんな時は、耐火シートやスパッタシートがあると地面へのダメージを避ける事ができます。
ピコグリルのメンテナンス方法
ピコグリル398を一回使用しただけで、いい感じに焼け色が付きました。ピコグリルはシンプルな構造なので、片付けもとっても簡単です。
ステンレス素材なので、メンテナンス方法は、基本的に灰をしっかり落とすだけでも大丈夫です。
火床を軽く叩くだけで、表面に付いた灰を落とす事ができます。その時、調理カスは完全に焼き切っておくと汚れが落ちやすくなります。
汚れが気になる場合は洗浄しても良いでしょう。
ピコグリルを洗浄する方法
- ステップ1100円均一で売っているセスキ炭酸ソーダをピコグリルに吹きかける。(セスキ炭酸ソーダは粉末タイプとスプレータイプがありますが、スプレータイプの方が簡単に作業できます。)
- ステップ25分位放置した後、スポンジやメラミンスポンジで汚れを擦り落とします。こびり付いた汚れはブラシを使うと効果的です。
- ステップ3水できれいに洗い流して、しっかりと乾燥させます。乾燥させずに保管してしまうとサビの原因になるので、しっかりと乾燥させましょう。
ピコグリル正規販売店
ピコグリルが人気となった事もあり、多くの類似品やもどきが出ていますが、ピコグリルの正規販売店は現在国内に2社しかありません。
WANDERLUST EQUIPMENT
軽量シンプルなギアを製作しているガレージブランドです。ピコグリルをはじめウルトラライトなギアを販売しています。
Pikari outdoor-shop
ピコグリルを日本に紹介した老舗です。ピコグリル760の企画を提案したした事でも知られる正規販売店です。2020/03/09からAmazonでも販売を開始しています。
正規販売店Pikari outdoor-shopからの購入は下記から
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