多くの人が「キャンプ場まで来て、盗みを働く人なんていないだろう」と思いがちです。しかし残念ながら、キャンプ場での盗難事件は実際に起こっています。
せっかくキャンプに来たのに、愛用のギアを盗まれてしまっては、楽しい気分が台無しですよね。
そこで今回は、今やるべき3つのキャンプ盗難対策と効果的な防犯グッズを紹介します。
正しい盗難対策を学んで、あなたの愛用ギアを守りましょう。
効果的な防犯対策を
では、キャンプ場で盗難の被害に遭わないための具体的な盗難対策3つを紹介します。「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、正しく対策すればかなりの確率で窃盗犯から愛用のギアを守ることができますよ。
出しっぱなしはNG!
サイトを空けるときは、ギアをテント内に収納しておくなど、人目につかないようにしておきましょう。
ギアを盗まれることに対する危機感を持っていないと、とても危険です。高価なギアを置いたまま買い物に出かけたり、温泉に入ったりなど通常では考えられないような行動をとって後悔することも・・・。
キャンプ場での盗難は、ほとんどが自己責任。盗まれたあと、いくらキャンプ場の管理人に訴えてもムダです。誰も保障はしてくれません。
車中にギアを収納してロックする
ランタンなど、重量の軽いギアは特に盗まれやすいので注意しましょう。サイトを空けるときは、車の中にギアをすべて収納してロックしておけばひとまず安心です。
「でも、イスとか毎回たたんで直すなんて面倒・・・」
という方も、今回紹介する防犯グッズをうまく活用することで、盗難の心配はかなり軽減するでしょう。
目隠しする
サイトを空けるとき、ギアにグランドシートやブランケットをかけて目隠しするのは効果的な防犯対策です。
窃盗犯が何よりも嫌がるのは「手間がかかること」。どんなギアがあるのか一目でわからないように工夫するだけでも、狙われにくくなります。
車の中にギアをまとめておいて、さらに目隠しすれば、より安全性は高くなるでしょう。
盗難防止グッズ5選
ここからは、効果的な盗難防止グッズを紹介します。自分でも十分に気をつけつつ、さらに盗難防止グッズの力を活用してガードを固めましょう。
防犯カメラ
防犯カメラは、実際のところ予防効果よりも証拠を残す効果が大きいです。テント内に侵入されたときのため、テントの中に防犯カメラを1台設置しておくと、万が一のときに証拠を残すことができます。
また、あえてカメラの存在を見せることで、犯罪への抑止力を働かせる効果も期待できますね。
ワイヤー
ワイヤーを使ってイスやテーブル、タープなどのギアを連結させておくと窃盗犯を遠ざけることができます。
盗むためにはワイヤーを切る必要があり、手間がかかるうえ周囲にも怪しまれるからです。
「毎回イスをたたんで直すのは面倒・・・」という方は、ギア同士をワイヤーでつないでおくといいでしょう。
南京錠
サイトを空っぽにするときや就寝時など、テントに侵入されやすいときはテントの入口に南京錠をかけておくといいですよ。できればダイヤル式のほうが、鍵を紛失する心配がなくおすすめです。
防犯ブザー
ギアの足元にペグを打ち込み、防犯ブザーでギアとペグをつなぎます。
窃盗犯がギアを持ち上げると、ひもが引っ張られてブザーが鳴る仕組みです。これはイスやテーブルなど、地面に直置きするタイプのギアに有効な手段。窃盗の瞬間を周囲の人に知らせるには、絶好の対策ですよ。
人感センサー付き照明
人感センサーが付いた照明は、防犯効果が高いのでおすすめです。
なぜなら、ギアが盗難に遭いやすいタイミングは、サイトを空けたときと夜中だからです。
テーブルやイスを外に出したまま就寝してしまっても、サイト内に侵入しただけで明かりが照らされるので、窃盗犯にとっては非常にやっかいですよね。
キャンプ盗難保険
ここまで読んで「盗難の心配ばかりしていたらキャンプを楽しめなくなりそう・・・」と心配になった方にうれしいお知らせがあります。
実は近年、キャンプ人口の増加にともない、ギアの盗難を保障してくれるアウトドア保険が増えているのです。保障の範囲や内容はさまざまで、盗難だけでなく、ギアの破損やキャンプ場でケガをしたときの治療費を保障してくれる保険もありますよ。
まだ世間の認知度は低いですが、キャンパーならばぜひ検討しておきたいですね。
愛用のキャンプギアを盗難から守ろう
今回は、今やるべき3つのキャンプ盗難対策と効果的な防犯グッズを紹介しました。
「キャンプ場に窃盗犯などいない」と思い込んでギアを出しっぱなしにすると、窃盗犯に狙われやすくなってしまいます。
そんなつもりはなくても「つい魔が差して盗んでしまった」など、思いもよらない行動を起こしてしまうのが人間です。
防犯意識を高く持ち、テント内にたやすく侵入できないよう、テントの入口を施錠したり、盗む手間を感じさせて窃盗犯を遠ざける対策をしっかりとおこないましょう。