ソロキャンパーに人気のバンドック(BUNDOK)「ソロドーム1 BDK-08」。人気と実力は本物か!設営、居住性、機能性、携帯性の4つ観点で実際に使用して徹底レビューしてみました。ソロドームにおすすめのグランドシートやコットにつてもご紹介しています。
【総評】設営が簡単で居住性と機能性に優れた第一級のソロテント
BUNDOK(バンドック )ソロドーム1は、初心者から上級者まで幅広いソロキャンパーにおすすめできるコストパフォーマンスに優れたソロ用テントです。
設営が簡単で軽量、フルメッシュのインナーテントとフライシートで構成されるダブルフォールテント。前室が広めで長辺開口のフライシートはひさし(キャノピー)として利用できます。
テントはポリエステル製で火の粉に弱いのが弱点ですが、それを補うに足りるコストパフォーマンスを誇っています。火の粉で穴が空いても金銭的・精神的ダメージの少ないテントは貴重な存在と言えるでしょう。ガシガシ使い倒したくなるテントです。
バンドック(BUNDOK)ソロドームとは
「ソロドーム」は株式会社カワセのアウトドアブランド「BUNDOK」から提供されているテントです。
BUNDOK(バンドック )は手軽で快適なアウトドアライフを提供する目的で作られた日本生まれのオリジナルブランドであり、そのコスパに優れたギアは多くのキャンパーに支持されています。
その中でもソロドームは、低価格で軽量かつ設営が簡単な点でソロキャンパーを中心に人気のあるソロ用テントです。
ソロキャンプを愛する芸人、ヒロシさんが愛用するテントとしても知られています。
実際に使ってわかったソロドームの4つの実力
設営のしやすさ
ソロドームの設営はとても簡単です。次の4ステップで完了です。慣れれば5分程度で設営することが可能です。
- メッシュインナーテントを広げる
- 4隅の穴にポールの先端を通す
- ポールにメッシュインナーを取り付けて立ち上げる
- フライシートを被せる
では、設営ステップを順番にみていきましょう。
1. メッシュインナーテントを広げる
メッシュインナーテントを拡げます。グランドシートを用意している場合は、先にグランドシートを敷いてその上にメッシュインナーテントを拡げます。
風が強い場合は、メッシュインナーテントをペグ打ちしながら広げると設営しやすいです。
2. 4隅の穴にポールの先端を通す
折り畳まれているポールをまっすぐに広げます。ポールはゴムで繋がれているので半自動的に広げることができます。
メッシュインナーテントの4隅にある穴にポールの先端を通します。
メッシュインナーテントの長辺の穴にポールの両端を通します。
もう一方のポールも同様にします。
3. ポールにメッシュインナーを取り付けて立ち上げる
メッシュインナーについている留め具をポールに取り付けます。
ポールが交差するようにメッシュインナーテントの留め具を取り付けて、テントを立ち上げます。
メッシュインナーテントの全ての留め具をポールに取り付けます。ポールの反発力でメッシュインナーテントを張る(吊り下げる)イメージです。
4. フライシートを被せる
フライシートをメッシュインナーテントに被せます。その時、4端の留め具でメッシュインナーテントとフライシートを連結します。
必要に応じてペグ打ちします。ペグ打ち箇所は全部で7つ(前面:2つ、側面:4つ、背面:1つ)あります。
居住性
メッシュインナーとフライシートは長辺側に大きく開口し、出入りがしやすい作りになっています。また、前面のフライシートはポールなどで張って「ひさし(キャノピー)」として利用することもできます。
2本のペグでフライシートを張ることで、テントの前室を確保することができます。
メッシュインナーテントは左右で奥行きに差(70cmと90cm)がつけられています。今回は頭部を90cm側に、足部を70cmにして寝袋を配置してみました。
広さは大人が1人寝れる程度。
ソロ用テントなので寝る分には十分な広さですが、荷物を置くスペースは限られます。
ただし、メッシュポケットが左右と上部に備え付けられているので、小物を入れるにはちょうど良い感じです。
前室にシューズ、ザック、食料などを置き、メッシュインナーテント内には寝具や小物などを置く感じにすれば、ソロキャンプには申し分ない広さではないでしょうか。
機能性
長辺開口なので出入りがしやすいのがポイント。インナーテント内に座って作業することもできます。
前室が広いので物やシューズを置いたりできます。簡単な調理をすることもできるので、急な雨のときでも安心ですね。
テントはポール吊り下げ式のダブルフォール構造。
換気性に優れ、結露の水滴で室内が濡れる心配もありません。
左右と上部に合計3つのメッシュポケットが付いています。必要なグッズを手の届く範囲に置くことができます。
マジックテープでファスナーをしっかりとカバー。ファスナーからの水漏れを防止し、ファスナーが勝手に開いてしまうことも防止できます。
ファスナーにはスライダーが2つ付いています。自由な位置から開閉できるので便利ですね。
開口したフライシートやインナーメッシュはくるっと丸めて留めることができます。
左右の側面には大きめベンチレーター(空気穴)が備え付けられています。換気性能は抜群。
持ち運びやすさ
ソロドームの重量は1.88kg。収納サイズはW38xD15xH15cm。
ソロ用テントとしても軽量でかさ張らないので、持ち運びやすさはピカイチです。(比較参考:MSRエリクサー1の重量は2.19kg)
ソロドームの詳細情報
商品名 | BUNDOK ソロドーム 1 |
重量 | 1.88kg |
展開時サイズ | 2000×1500×1100mm |
インナーサイズ | 2000×900×1000mm |
収納時サイズ | 380×150×150mm |
対水圧 | 3000mm |
フライシート素材 | 5D ポリエステルタフタ |
インナーテント素材 | ポリエステル |
テント構造 | 自立式 |
テント壁の構造 | ダブルフォール |
スカート | なし |
設営方式 | 組立式 |
焚き火対応 | × |
前室 | ○ |
キャノピー | ○ |
フライシート | 1 |
インナーシート | 1 |
メインポール | 2 |
フレーム補強ポール | 1 |
ペグ | 11 |
ロープ | 4 |
収納袋 | 1 |
バンドック ソロドームにおすすめのグランドシート
バンドック ソロドームにグランドシートは付属していません。そこで、ソロドームにぴったりのおすすめのグランドシートをご紹介します。
ソロドームのメッシュインナーテントのサイズは、200×90cmです。
前室までカバーするかどうかはキャンプスタイルによって異なってきますので、ここでは「前室をカバーしないタイプ」、「前室を少しカバータイプ」、「前室まで全てカバーするタイプ」の3タイプ別にご紹介します。
前室をカバーしないタイプのグランドシート
ソロドームのインナーにジャストフィットするグランドシート。前室まではカバーせずに軽量化もしたい方向け。
前室を少しカバーするタイプのグランドシート
ソロドームの前室まで少しカバーしたい方におすすめのグランドシート。
前室まで全てカバーするタイプのグランドシート
ソロドームの前室まで全てカバーしたい方におすすめのグランドシート。大は小を兼ねるので、一番おすすめのタイプ。
バンドック ソロドームにおすすめの跳ね上げポール
ソロドームのキャノピーを跳ね上げるポールがあると居住空間が増えてキャンプスタイルの自由度も向上します。ぜひ準備しておきたいアイテムです。ここでは、分割式ポール方式と伸縮方式の2つを紹介します。
分割式ポール
ソロドームのユーザーはDODのポールを2本つなぎ(110cm)で利用されている方が多いです。
また、コスパに優れてキャンパーに人気のVASTLANDのポールを3本つなげ(106cm)て利用するのもありですね。色もオリーブ、タン、ブラックから選べます。
伸縮式ポール
最近流行の伸縮式ポール。89cm〜230cmまで無段階調節できるので状況に応じて直ぐに調節できます。
バンドック ソロドームにおすすめのコット
ソロドームのメッシュインナーテント内に入れることのできるコットを紹介いたします。ソロドームのメッシュインナーテントの最短幅は70cmなので、ワイドサイズのコットは中に入らないので注意が必要です。
また、コットをメッシュインナーテント内に入れずに、コットの上にインナーテントを乗せてテントを張る方法もあります。
バンドック テントの比較
ソロドームをその他のバンドックテントと比較してみました。ソロドームはバランスの取れたソロテントですね。また、軍幕風のパップテント「ソロベース」も人気のテントになっています。
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